現地日時5月4日、Microsoftが誰でも利用できる、GPT-4搭載のBingを発表しました。
今まで無料で使えるサイトがちらほらありましたが、殆どのものが条件つきでした。その中でMicrosoftが誰でも利用できるようにしたことは大きなニュースです!
この記事では、GPT4搭載のBingの使い方について簡単に説明していきたいと思います。
GPT-4とは何か
GPT-4は、OpenAIが作成した、画像とテキストの入力を受け付け、テキストを出力する大規模なマルチモーダルモデルのことです。
多くの実世界のシナリオで人間より能力が劣るものの、様々な専門的・学術的ベンチマークで人間レベルの性能を発揮します。より幅広い一般的な知識と問題解決能力により、より高い精度で難題を解決することができます。
GPT-4をうまく活用することで、作曲、脚本、ユーザーの文体の学習など、創造的かつ技術的な文章をユーザーと一緒に生成、編集、反復することができます。
GPT-4 搭載のBingで何ができるか
Bingでできることを一部紹介していきます。下記以外にもできることが多数あるほか、今後も新機能を実装予定です。今後注目すべき機能が追加されたら追記していきます。
質問に答える
Bingに質問形式でチャットを送ると、適切な回答をしてくれます。
例えば、週末旅行に行く際に、おすすめのスポット、食べ物等をチャットで質問すると、参照サイトとともに回答してくれるため、記事を探す手間が省けます。
提案する
Bingにアドバイスを求めることもできます。
例えば、週末時間がある時に、午前中だけで家の中や近所でできることを聞くと、おすすめの過ごし方を提案してくれます。(人間とコミュニケーションをとっているかと錯覚するくらいスムーズにできました)
コンテンツの生成
キーワードを入力することで、詩、物語、コード、エッセイ、歌、有名人のパロディなどのコンテンツを生成することができます。
ブロガーにとってはキーワードを入力したらいくつかコンテンツを作成してくれるので非常にありがたいですね・・・
Bingの始め方 (PCバージョン)
BingはMicrosoft Edgeで使用することができます。
まずは、PCにMicrosoft Edgeをインストールしましょう。
インストールが完了したら、Microsoft Edgeを開きましょう。
そして、右上のアイコンマークのところをクリックしてMicrosoftアカウントでログイン後、右上のBingマークをクリックして、Bingを開きます。
Bingが起動すると、画面がスプリットビューになるかと思います。
右画面の真ん中の部分で、回答方法を要求できます。
「独創性」、「バランス」、「厳密」の3パターンを選択でき、正確性で比較すると
「独創性」<「バランス」<「厳密」となりますので、用途に合わせて選択してみましょう。
ここでは、「厳密」を選択します。
左上に「チャット」、「作成」、「分析情報」と記載があります。
チャット機能
チャットは、聞きたいことを入力して、入力内容をAIが認識し、アウトプットします。
下に、入出力の例を記載しました。
Q:「今日のトップニュースを教えて」
A:今日のトップニュースとして、政府の地震調査委員会は、石川県能登地方で2020年12月から活発化した地震活動のうち「最大の地震」とし、一連の地震活動は「当分続くと考えられる」との見解をまとめました¹。また、チャールズ英国王の戴冠式が行われ、秋篠宮ご夫妻も参列されました²。さらに、将棋の第8期叡王戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太叡王が挑戦者の菅井竜也八段を降し、3連覇に王手をかけました³。
また、それぞれに上付きの番号が振られており、引用元のサイトがわかるようになっています。
これはかなり実用的です!そして、サイトをクリックすると、左画面で開いてくれます。
作成機能
作成機能はブログの執筆、アイデア出しや、メールの作成、話の種づくりをサポートしてくれます。
「執筆分野」に、サポートして欲しい情報を入力し、「トーン」、「形式」、「長さ」を選択後、下書きの生成をクリックすることでAIが入力情報を元に出力してくれます。
分析情報機能
分析情報機能では、サイトのトラフィック詳細情報などを得ることができます。
こちらについては、サイトによっては表示されないこともあり、今後機能拡充予定かと思われます。機能が充実してくれば、Web集客の参考に大いに役立つのではないでしょうか。
最近よく聞くGPT-4って何?