今回は楽天証券で開始した新たなサービス、 米国株 の積立投資について記事にします。
近年、老後2000万円問題や給与上昇率の低迷を背景に、株式投資を始める人が増えてきました。私の職場の同期も世の中の情勢に触発されて始めた人がちらほら見えます。
僕の感覚的には、ここ数年以内に投資を始めた人の多くは 楽天証券 or SBI証券 で口座を解説しているように思います。実際に楽天の新規口座開設人数を見てみると、右肩上がりなのがわかります。
楽天はモバイル事業に参入してから赤字を拡大しており、楽天ポイントのルール改悪などがありましたが、昨年末に米国株の積立投資が可能となるポジティブなニュースが流れました。
積立投資ができるようになったことで、投資家になるハードルが明らかに下がりました。
ハードルを下げた要因としてm投資費用が低額に抑えられることや、ドルコスト平均法によるリスク抑制が挙げられます。
本題に入る前に、外国株投資の魅力から書いていきます。
米国株投資の魅力
米国株投資の魅力としては、日本株よりもトレンドに従順なことが挙げられます。
日本株と米国株の直近10年の動きを比較します。比較対象として日本株は日経平均株価を、米国株はダウ工業平均株価を選定しました。
下図に、両者の株価推移を示しました。両者とも右肩上がりという点では同じ動き方をしていますが、米国株の方が上昇、下落(調整)の変化が顕著であることがわかります。
日本株を見てみると、2015年から2018年に関しては株価の変化が大きいですね。上昇、下落の幅が大きいため、トレンドを見失う可能性がありますし、タイミングによっては大きな損失を生み出してしまうリスクが生じます。もちろん、個別株においては、平均株価に従わない銘柄もあるので一概には言えませんが)
上昇トレンドに限定して言及しますが、トレンドが明確でそれに従う(トレンドフォロー)の銘柄に投資した方が、積立投資における利益が多くなります。これは下図を見ても明らかですよね。一定の周期で買い続けた場合、右図の銘柄に投資した方がより多くの利益を得られます。
そのため、平均株価をもとに投資対象を考慮すると、米国株投資の方が魅力的です。
米国株 積立投資ルール関連
まずはサービス内容です。表にまとめましたので、概要は以下をご覧ください。
対象銘柄については楽天証券で取扱のある全ての銘柄において積立投資が適用されます。
つまり、APPLEやGOOGLEなどのハイテク株についても投資可能です。また、ADRやETF、ETNに関しても積立投資できます。
決済方法については外貨(ドル)、円貨どちらでも可能です。これは、もともとの米国株取引でも適用されているルールですね。
次に重要なのが、設定単位です。今回のサービス内容では、最低設定金額が1万円に設定されています。つまり、1株10000円以下のものに対しては、1株で積立投資することができません!
積立方法については、株数指定か金額指定のどちらかが選択できます。ここにも一つ大きな落とし穴がありますのでご注意ください。株数指定については前述した通り、10000円以上になる株数からしか投資できませんが、金額指定においても、その銘柄が指定する最低取引単位以上の注文出なければなりません。つまり、最低取引単位が1株で、株価が70000円である場合、その銘柄を積立するためには最低70000円必要になるということです。
また手数料については、以下の表を参考にしてください。
対象銘柄 | 楽天証券で扱っている全ての銘柄 |
決済方法 | 外貨決済、円貨決済 ※マネーブリッジ対応 |
設定単位 | 最低設定金額:1万円 |
積立方法 | 株数指定 or 金額指定 |
手数料 | 通常の取引と同様 |
約定代金 | 手数料 |
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2.22ドル以下 | 無料 |
2.22ドル超<約定代金<4444.45ドル未満 | 約定代金の0.495% |
4444.45ドル以上 | 22ドル |
まとめ
今回は楽天証券の新たなサービスについて記事にしました。少額で投資を始めたい人には打って付けのサービスかと思いますし、リスク分散にもなることから、外国株投資の敷居が下がったのではないでしょうか。
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