今回は22年2月度のおすすめ銘柄を紹介していきます。
今月はロシアのウクライナ侵攻が起き、それに伴って世界中の株式相場が下落しましたね。2/28日現在では相場の動きからしてウクライナの危機を織り込み、様子見しているような状況ですね。
今まで国内のおすすめ銘柄を紹介してきましたが、今回は米国株の銘柄を紹介してきます。
【UL】ユニリーバ
スキンケア用品、ヘアケア用品などを扱うBtoC企業です。日本にも支社があり、例えばLUXやDoveなどを日本で販売しています。食品事業にも力を入れており、上記のようなパーソナル用品と同程度の売上があります。決して成長率の高い会社ではありませんが、世界中の人々の生活を支える大きな企業として、新しい物事を進んで取り入れる傾向にあり、株価も安定しています。
直近の年次報告書では、SDGsの対応状況も記載しており、環境に配慮した経営を大切にしている姿勢が見受けられます。それでは株価を見ていきましょう。
2014年からの月足を下図に示します。直近8年の株価を見てみると、最低価格が40ドル付近で、堅調に推移していることがわかります。直近の決算の伸び悩みや、ウクライナを始めとした国際情勢により、最近は株価が下落基調でしたが、現在は大きな下ヒゲを形成しています。過去の株価推移を見てみると、2020年頃の大きな下ヒゲから急回復していることがわかります。過去を繰り返すというダウ理論からすると、1月度の下ひげは、2020年3月頃と同程度であることから株価上昇が期待できます。
【VIRT】ヴァーチュ・フィナンシャル
業種:金融・サービス
時価総額:61億USD
年間配当:0.96USD/1株
世界中で証券や金融商品のマーケットメイキングを行っている証券会社です。株式、先物債券の執行、管理も行っています。また、独自のプラットフォームを使用した仮想通貨取引ができることから近年注目されている会社になります。
では、早速チャートを見ていきましょう。直近7年の月足を下図に示します。仮想通貨の需要増加も相まって、最近は上昇基調であることがわかります。明確な上昇トレンドを形成しているため、2018年の高値を超えてくると、出来高を伴う大幅な株価上昇が期待できます。現状は出来高が伴っていない上昇のため、安心して取引をされたい方は、株価、出来高ともに上昇した時に参入するのが賢明です。
売上高、純利益ともに昨年に比べて減少していますが、証券会社ということもあり、世界的な投資人口の増加を鑑みると今後も活躍できる会社であると判断しています。また、仮想通貨関連事業にも力をいれていることから、新たな技術開発も期待できます。
まとめ
今回は米国株のおすすめ銘柄を紹介しました。紹介した2銘柄はどちらも配当性向の高い銘柄でもあるため、長期投資がいいと思います。楽天証券ユーザは、先日書いた以下の記事を参考に積立てみてはいかがでしょうか。
業種:パーソナル用品
時価総額:1260億USD
年間配当:2USD/1株